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ザ・ウォール

原題:The Wall
主演:アーロン・テイラー=ジョンソン、ジョン・シナ
監督:ダグ・リーマン

主人公は相棒とある丘に陣取っていた。二人の目の前の現場では、頭部を撃ち抜かれた味方の死体が横たわっている。敵には凄腕のジューバと呼ばれる狙撃手がいると予想する主人公。しかし相棒は、辛抱できずに現場を偵察しに動き出す。

とても人を選ぶ映画です。そして可能であれば、事前にレビューなどを調べないで観るといいと思います。合わなかったら途中で抜ければいいといえば共感していただけるでしょうか。SAW1が好きだった人には強くオススメできそうですが、これ自体もある程度ネタバレなので、勧め方がとても難しい。とりあえず一見してどうぞ、とオススメします。

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ボーダーライン

原題:Sicario
主演:エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

FBI捜査官のメイサーは上司の推薦により、麻薬カルテルの親玉マニュエル・ディアスの捜査に加わる。最前線の捜査はこれまでメイサーが経験した事のない程、残酷で無秩序なものだった。そしてついに、カルテルの親玉を追い詰めるべく最後の作戦が始まる。

ベニチオ・デル・トロとジョシュ・ブローリンの二人の演技が渋くてそれだけでも観る価値があります。エミリー・ブラントは戦争やアクションを題材にした映画でもよく見る。今回は最前線での経験不足なFBIという役で、とてもいい感じにCIAのチームの足を引っ張る演技がリアル。全体的に主役以外の役柄の演技力も高く、総合するととても質の高い映画。ハードボイルドな世界観が好きであれば間違いなくオススメできる。

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ゲット・アウト

原題:Get Out
主演:ダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ
監督:ジョーダン・ピール

黒人である主人公のクリスは週末に、白人である恋人ローズの実家へと一緒に赴く。黒人である自分が白人の家族先に受け入れられるか不安を感じるクリス。そして事件は起きる。

事前に何も知らないで観るのがオススメされる映画。レビューサイトやアマゾンのレビューでさえ、ネタバレの嵐なので楽しみたければ、情報を一切仕入れずに観ましょう。大丈夫、観た後は大勢の人がレビューサイトにて考察を残していますので、それを読むのも楽しみの一つです。

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トリック劇場版 ラストステージ

主演:仲間由紀恵、阿部寛
監督:堤幸彦

トリックシリーズの劇場版完結編。上田次郎はある商社の依頼で海外へ向かう事になる。そこに当然の如く山田奈緒子も加わって・・・。

人気シリーズのラストです。とは言っても、内容はこれまでのファンに向けた内容が多く、堤幸彦監督をはじめトリックスタッフの性癖がたっぷり詰まっております。ファンが歓喜するような小ネタがこれでもかと言わんばかりに散りばめられています。トリックが好きだった、TVシリーズを見ていた。それなら迷わず見るべき一作です。

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セル

原題:CELL
主演:ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン、イザベル・ファーマン
監督:トッド・ウィリアムズ

ボストンの空港にいた主人公、周囲の人々が次々の狂っていく。空港を脱出し、別れた妻と息子の住むニューハンプシャーへ向けて出発する。

超絶簡易的だけどそんな話。狂っていく人々はゾンビではなく、あくまで狂人扱い。有名演者で多数出演しており、特に主人公の演技は非日常な生活に一変した世界への戸惑いをうまく表現している。映画のラストは人によっては賛否両論が分かれるかもしれない。しかしただのゾンビ映画ではないし、ゾンビではなく狂人扱いにしたかった理由はこれなんだろうなと思った結末。

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大脱出

原題:Escape Plan
主演:シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー
監督:ミカエル・ハフストローム

ブレスリンはある経略により、絶対脱獄不可能の刑務所に入れられる。それは脱獄を生業とする自らの著書を参考にして作られてた監獄であった。刑務所の中で出会う男、ロットマイヤー。彼らの脱獄計画が始まった。

主演がとても豪華である。おじさん二人なのにも関わらず、画面が始終映えているのはさすが大スターというところ。余計な脇役もほぼおらず、名役者が揃っている。大スター二人の安定した渋い演技を楽しむ映画といった所。

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M:I-2(ミッション:インポッシブル2)

原題:Mission: Impossible 2, M:I-2
主演:トム・クルーズ、タンディ・ニュートン、ダグレイ・スコット
監督:ジョン・ウー

大人気シリーズの第二作目。トム・クルーズ扮する敏腕スパイのイーサン・ハントが活躍する。とある製薬会社の研究者が開発したウイルス。それは感染すれば20時間で治癒不可能になり死亡する超危険な代物だった。その治癒薬であるが輸送中に、悪者の手に渡ってしまう。治癒薬を奪還するべき、イーサン・ハントが動きだす。

シリーズの中では評判は悪い方ですが、他の映画に比べるとそれでも見ごたえがあります。そしてなにより、この時期のトム・クルーズはイケメン度がとても高く、トムを観ているだけで時間が過ぎていく・・・と言っても過言でもないほどです。

評判が悪い理由は「やってる事がスパイじゃない」「物語が都合がよすぎる」「とんでもないスパイグッズを多様する」「イーサンが女好きになっている」といった所でしょうか。この種の映画で主人公が死亡する事はまず無いので、その時点でアクション映画としては都合がよすぎるので問題は特にないです。それより全盛期のトム・クルーズを眺める映画と割り切れば星5つです。トム好きには欠かせない一作。

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ミッション:インポッシブル

原題:Mission:Impossible
主演:トム・クルーズ
監督:ブライアン・デ・パルマ

大人気シリーズの第一作目。内容はイケメン新人のトム・クルーズ扮するイーサン・ハントが想像をぶっとんだ秘密結社の中で暗躍する物語。凄く端折ったけど、大体そんな感じ。

刮目すべきはこの映画が公開されたのは1996年ということ。90年台というとちょうど携帯電話の普及が加速した時期でもあり、そう思うと映画の中で続々登場するスパイグッズは近未来を想定したものが出てきて面白い。中にはまだ実装されていないカメラ付きの薄型眼鏡も存在する。原作があるものの、映画の中の個々のキャラクターの作りというか、背景は薄めである。しかし個々のキャラクターの背景を知りたいと思う映画でもないし、問題はない。とにかくトムかっけー!な人が見ると幸せになる映画。もちろん次作も見ます!

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白い沈黙

原題:Captives
主演:ライアン・レイノルズ
監督:アトム・エゴヤン

娘が誘拐された。父親のマシューは、この日を境に娘を無くし、妻との仲も険悪になり、警察からは娘を誘拐した犯人の一味かと疑いをかけられる。絶望するマシューだが、できることはなく、ただただ時間だけが過ぎ去っていく。月日は流れ、娘の失踪から8年後、事件はある真実に辿り着く。

途中、様々な事を感がえさせられながら物語は進みます。アトム・エゴヤン監督の映画はそのような作りが多いため、今回も映画中、観客に色々と推理してもらう作りなのでしょう。雪の中の映像はとても美しく、事件の不気味さを雪の静寂さが程よく引き立てます。そこまで頭を使うわけではないので、友人らと話しながら軽く見たい映画としてオススメです。

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手紙は憶えている

原題:Remember
主演:クリストファー・プラマー
監督:アトム・エゴヤン

ホロコーストを題材にした映画。妻を亡くし、認知症の症状が進むゼヴ。ある日、介護施設で暮らすゼブに、友人のマックスが話しかける。それは二人共、アウシュビッツ収容所の生還者でナチスに大切な人を殺されたということだった。収容所で二人の大切な人を殺した兵士は、現在偽名を名乗っておりルディ・コランダーというらしい。ゼヴはマックスから指示の書かれた手紙を託され、ルディを探す旅に出る。

一言でいうと復讐劇。原題と違って邦題は別の意味を匂わせるという意味でも、最後のオチに気づきにくくていいかもしれない。最後は伏線を回収しにくるが、途中から薄々と「ん、もしかしてあいつってあいつで、こいつはこいつじゃね?」と予想できるが、勿論意図的にそういう作りにしているのだろう。派手なアクションなどはないが、ゆっくりと見る一作としてオススメ。